2016年ニュースリリース
[技術資料]
ブラザー初の燃料電池システムを開発
2016年7月8日 ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)は、CS B2018で拡大を目指す産業用領域の新規事業として、燃料電池システムを開発しました。
BFC2-W700MH
水素と酸素を反応させて電気を生み出す燃料電池は、環境への負荷が小さく、発電効率に優れた次世代のエネルギーシステムとして期待されています。ブラザーは、プリンターや複合機の開発を通して蓄積してきた小型化技術や、工作機械などで培った電源制御技術を活かし、燃料電池システムの開発に成功しました。
展示会情報
本製品を「第10回 オフィス防災EXPO」に参考出品いたします。会場では、現在サンプル販売を行っている「BFC2-W700MH」のほか、高出力モデル「BFC-X」、より小型でオフィス内に設置できる「BCP対策コンセプトモデル」を展示予定です。
本製品を「第10回 オフィス防災EXPO」に参考出品いたします。会場では、現在サンプル販売を行っている「BFC2-W700MH」のほか、高出力モデル「BFC-X」、より小型でオフィス内に設置できる「BCP対策コンセプトモデル」を展示予定です。
会期 | 2016年7月13日(水)~15日(金)10:00~18:00 |
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展示場所 | 東京ビッグサイト 西ホール21-42 |
- *: 詳細については http://www.bousai-expo.jp/ をご覧ください。(「オフィス防災EXPO」のサイトへリンクします。)
ブラザーの燃料電池システムの特長
小型で設置しやすい
同じ給電量の従来型非常用電源(リチウムイオン電池使用)に比べ、体積が1/6、重さが1/4と非常にコンパクト。
移動・設置が簡単で、作業効率にも優れています。水没対策として柱に取り付けることも可能です。
連続運転時間72時間以上
エンジンを水で冷却する水冷方式を採用しており、長時間の連続稼働でも電圧が下がらず、安定的に給電することができます。発電したまま燃料ケースを交換することができ、72時間以上の連続運転が可能です*1。
他社燃料電池との性能比較(温度はセルスタックの温度)
長期的に安全
水素吸蔵合金という特殊な金属に水素を貯蔵しており、燃料が劣化しないため、長期保管が可能です。
火器を使用しないため消防法上の設置制約がなく、都市型の非常用電源として活用いただけます。
メンテナンスが簡単
燃料ケースを入れるだけで簡単にセットが完了します。
また、オプションのモジュールを設置することで、ネットワークを介していつでも遠隔メンテナンス・監視を行うことができます。
今後、非常用電源としての用途を皮切りに、さまざまな場面で活用いただくことを目指しています。その一環として、2016年6月より、水素関連事業を行う「株式会社 清流パワーエナジー」、建築設備や上下水道製品などを取り扱う「森松工業株式会社」と提携し、コジェネレーションシステム*2の開発に取り組んでいます。
- *1: 6ケースの燃料で約1日稼働。
- *2: 上記の燃料電池システムとは異なります。現在開発中のため、製品詳細は未定です。
<お客様 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 新規事業推進部 吉田
TEL : 052-824-3051
<報道関係 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 CSR&コミュニケーション部 屋木
TEL : 052-824-2072
FAX : 052-811-6826