2016年ニュースリリース
高速・高精度・長寿命を実現
SPEEDIOシリーズ専用ロータリーテーブル T-200 新発売
2016年11月15日ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)は、コンパクトマシニングセンタSPEEDIO(スピーディオ)シリーズに搭載することにより、SPEEDIOで加工物の複数面加工を加工物の一回のセッティングで可能にする「ロータリーテーブル T-200」を本日より発売します。
T-200
ロータリーテーブル | |
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発売日 | 2016年11月15日 |
標準価格*1 | 1,020,000円(税抜) |
当社は、小型CNC工作機械を1985年から販売しており、特に部品加工分野で高い支持をいただいております。今回、新たに発売するロータリーテーブルT-200は、2013年より販売をしておりますコンパクトマシニングセンタSPEEDIOシリーズ専用のロータリーテーブル*2です。自動車部品など色々な方向から加工する必要がある加工物を、一回のセッティングで加工できるため、作業回数の削減により生産性向上に貢献します。
ロータリーテーブル T-200の特長
【ブラザー純正のロータリーテーブル】SPEEDIO専用設計
コンパクトマシニングセンタSPEEDIO専用設計のため、SPEEDIOのコントローラで直接動作させることが可能です。また、SPEEDIOに搭載した状態で納品されるため、お客様によるロータリーテーブルの取り付けや調整作業の負担を軽減することができます。
【高速・高精度・長寿命】機構部の摩擦抵抗とバックラッシの削減
動力モータの回転運動をテーブルの回転運動に変換する機構部の摩擦抵抗を削減するとともに、バックラッシ(機構部に発生するガタ)をなくす構造を採用しました。この構造には以下の特長が挙げられます。
高生産性
ギヤタイプのロータリーテーブルにおいてトップクラスとなる最高回転数100min-1を実現しました。
バックラッシがない構造を採用しているため、クランプレス加工が可能です。たとえば、小径穴や小径タップ等の負荷の小さい切削加工であれば、メカニカルクランプを使用しないサーボクランプ状態での加工を行うことで、クランプ/アンクランプにかかる時間をゼロにすることができます。
高精度
バックラッシをなくすことにより高い精度での割出が可能です。また、ロータリーテーブルを回転させながら行う切削加工において、回転方向の逆転時の加工面の乱れを最小限に抑えることができます。
偏荷重に強い構造
ロータリーテーブルに取り付ける治具の偏荷重(治具の重心位置)や組み付け精度の影響を受けにくい構造を採用しているため、治具のセットアップが容易になります。また、パラメータを変更することにより、さらに大きな治具(高イナーシャ治具)に対応することもできます。
長寿命
摩擦抵抗の少ない内部構造を採用しているため、長期間の使用においても精度劣化がしにくくなっており、長寿命化を実現しています。
その他
ゆりかご治具に最適なサポートテーブル(クランプ機構有/無)を用意しています。また、ロータリージョイントは6ポート油圧・空圧(センターポート付)を用意し、本体に内蔵することにより、本体からの飛び出しを抑えています。
- *1: SPEEDIO S500X1/S700X1用T-200の税抜価格。
- *2: 回転テーブル。直動するSPEEDIOのテーブルの上に搭載することで、加工物を任意の角度に回転させることが可能になります。
<お客様 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 産業機器営業部 五島・子安
TEL : 0566-95-0075
FAX : 0566-25-3721
<報道関係 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 マシナリー事業 産業機器営業部 内山・岡部・青沼
TEL : 0566-95-0075
FAX : 0566-25-3721