2018年ニュースリリース

燃料電池市場に新規参入!脱炭素社会の実現に貢献する
ブラザー燃料電池4.4キロワットモデル 受注開始

2018年2月22日 ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)は、燃料電池市場に正式参入し、出力4.4キロワットの燃料電池「BFC4-5000-DC380V」を受注開始します。

BFC4-5000-DC380V

ブラザー燃料電池 4.4キロワットモデル
燃料電池
受注開始 2018年2月28日

2015年のパリ協定締結後、世界では温室効果ガス排出の削減といった低炭素社会にとどまらず、温室効果ガス排出ゼロを目指すというCO2フリー社会の実現に向けて加速しています。日本でも、経済産業省が再生可能なエネルギー比率を2030年度までに22~24%にする目標を掲げています。近年、水素社会実現に向けて、エネファームや燃料電池車などの導入が急速に進む中、ブラザーグループの燃料電池も温室効果ガスを排出しないシステムであることから、CO2フリー社会の実現に貢献することが可能な製品と言えます。企業や自治体などの非常用電源、電力と熱を供給するコージェネレーションシステム*など、さまざまな場所で使用することが可能です。

燃料電池 BFC4-5000-DC380Vの特長

1.【高い安全性】:水素を外部に漏らさない・漏れても検知して遮断・ためない3重構造の安心・安全設計

徹底的に安全性を追求した製品設計により、燃料電池の外へ水素を漏らしません。万が一、燃料電池内で水素が漏れても、水素センサーや圧力センサーで検知して水素を遮断、換気して水素をためないという3重の安全構造になっています。

2.【高い安定性】:気液分離+水素循環システムで、3つのメリット

水素と酸素が反応すると、水と電気が発生します。ただ、燃料電池の性質上、水素の何割かは反応しきれず、反応しきれなかった水素は水と一緒に排出されます。しかし、ブラザーの燃料電池は、水素と水が混在した状態から水素のみ取出し、再利用することで、より効率の良い発電が可能になります。この気液分離と水素循環システムにより、3つのメリットがあります。

気液分離と水素循環システム
1.ハイパワー

同じサイズの燃料電池と比較して、2倍の電流量を発電することが可能です。

2.安定した発電

災害時などでは電力が復旧するには72時間かかるといわれています。
長時間にわたり安定して発電することができるため、非常用電源として有効です。

安定稼働
3.応答の速さ(高い負荷追従性)

電力消費の高いモーターなどを稼働し、急激に電力消費量があがった場合でも、蓄電池不要で素早く応答し、電力を供給することが可能です。

3.【IoTへの対応】:ネットワーク接続で、モニタリングが可能

IoTを使ったモニタリングサービスにより、遠隔地から燃料状況や発電状況などを把握することができるため、IoTが導入されていない既存の発電機と比べ、維持・管理の負担を軽減できます。

IoT対応でモニタリング可能
  • *: 1つのエネルギー源から、熱と電気など複数のエネルギーを発生させること。特に発電で生じた排熱を暖房に利用するなど、エネルギーを効率的に利用すること。

<お客様 お問い合わせ先>

ブラザー工業株式会社  新規事業推進部  吉田・泉谷・太田

TEL : 052-824-2511(代表)

<報道関係 お問い合わせ先>

ブラザー工業株式会社  CSR&コミュニケーション部  柚原・丁子

TEL : 052-824-2072
FAX : 052-811-6826

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